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20.02.15

知れば知るほど化粧品選びが楽しくなるかも?植物エキスとその効果について知ろう!

皆様が化粧品を選ぶとき、ポイントにするのはどこでしょうか。
値段、パッケージ、香り…中でも気になるのは、自分のお肌に効果があるのか、ですよね。
化粧品の機能を謳うとき必ず出てくるのが、植物成分の名前と効果です。
○○は保湿、○○は引き締め…と、植物はそれぞれに様々な効果を持っています。
そして植物は、他の植物との組み合わせで相乗効果を発揮することがあります。
植物について詳しくなれば、「○○と○○が入っているからくすみ予防に良さそう。これにしてみようかしら」と、化粧品選びの楽しみも広がります。
次に化粧品を選ぶときは、ぜひ成分一覧表を見てどんな植物が入っているかチェックしてみて下さい。
今日はそのお手伝いのため、ほんの一部ですが、セグロラ化粧品でも使っている植物エキスをいくつか挙げてご説明をさせていただきます。
とは言っても、真面目なお話だけでは疲れてしまうもの。
化粧品とは少し離れた雑談も入れていますので、豆知識と思ってどうぞ気軽に読んでくださいね。

今回ご紹介する植物
スクワラン
ホホバ種子油
アボカド油
ハトムギ種子エキス
スギナエキス
ヒキオコシ葉/茎エキス
オランダカラシ葉/茎エキス
レモン果実エキス
シャクヤクエキス
トウキ根エキス
最後に

スクワラン
アイザメなどのサメ類・オリーブ果実・コメヌカ油・サトウキビから取れるスクワレン(油性物質)に水素を添加したオイルのことです。
ヒトの皮脂の中にも存在しています。
化粧品には エモリエント作用(皮膚に幕を張り水分が逃げるのを防ぐ作用)・ ターンオーバー促進などの効果を目的として配合されます。
水分保持機能があり、年齢と共に失われがちな潤いのキープ力を支えます。
また、ベタつきがなくサラッとした感触が化粧品の使用感を高めます。
化粧品だけでなく、医療用油剤にも使用されています。
かつてはサメの肝油から取るのが主流でしたが、漁獲規制などにより今は植物由来のものも増えています。

ヒトも持っているスクワランですが、これは残念ながら30代から減少してしまいます。
スキンケアに必要な「洗う」「補う」「守る」を叶えるためには、やはり潤いやそのキープ力は気にしたいもの。
お肌の水分と油分を守りながら洗えるスクワラン入りの洗顔は、一年を通しておすすめです。

※水素を添加する前のスクワレンは酸化しやすく、化粧品にはあまり配合されません。
スクワレンが気になる方は、化粧品よりもカプセル(経口)で摂取した方が良いでしょう。


ホホバ種子油
ホホバの種子を圧搾して得られる液状のロウです。
ビタミンA、D、E、アミノ酸、ミネラルを含んでいます。
人の皮脂に近い構造をしており、細胞の活性化・保湿・毛穴汚れや角栓の除去・頭皮トラブルなどに効果があります。

「ホホバ種子油」「ホホバオイル」の名はよく聞きますが、ホホバそのもについてご存知ですか?
ホホバはアメリカ南西部からメキシコ北部が原産、ナデシコ目の常緑低木です。
からからに乾いた砂漠のような土地でも育つ、非常に強靭な植物です。
古くからアメリカ先住民の間で万能薬として使われており、料理から傷の手当てまで、深く彼らの生活に密着していました。
ヘアオイルとしても使用されており、その効果ははあの黒々とした美しい長髪が実証済みです。
彼らは「髪には霊力が宿る」と考え、髪の毛をとても大切にしていました。
また、世界的に見て禿頭(とくとう)の方が少ない民族と言われています。
ひからびた大地に住みながら、壮年の男性でもつやつやと輝く長い髪を持っていたのはホホバの保湿力が大きく影響しているでしょう。

ホホバ入りのシャンプーやトリートメントをしたあとドライヤー前にホホバオイルを髪に塗布するとより保湿力・ツヤが増すので、美しい髪を目指す方は試してみては?


アボカド油
アボカドの果肉から得られる植物オイルがアボカド油です。
脂質は多いけれど 糖分は非常に少なく、美容にも良く、ビタミンが豊富なアボカド。
アボカドは女性の、いいえ人間の大いなる味方です。
私たちはあの小さな洋梨型の実しか知りませんが、アボカドの木は10メートル程も樹高が伸びるそうです。
野生では30メールのものもあるとか!
(10階建てのマンションと同じ程度の高さ)

不飽和脂肪酸(※)であるオレイン酸を多く含んでいます。
スキンケア効果は、皮膚を柔らかくし、お肌からの 水分蒸発を防ぐなどがあります。
年齢が若く皮脂の分泌が活発である・もしくは皮脂の多い方より、加齢や乾燥により皮脂が少なくなってきたと感じる方に向いています。
アボカドがアピールポイントになっている基礎化粧品を買う時は、ご自分のお肌のタイプを把握してからがいいかもしれません。

(※)不飽和脂肪酸…体内で合成できないため、外部から摂取する必要がある「必須脂肪酸」を含んでいる。
オレイン酸は、血液中のLDLコレステロールを下げる効果を持つ。


ハトムギ種子エキス
ハトムギの種子(皮を除いた物)から得られる植物エキスです。
漢方ではヨクイニンと呼ばれ、イボ取りに効果があるとされています。
ハトムギの名が商品名となっている大容量化粧水や錠剤も発売されているので、この成分は多くの方が知っていることでしょう。
抗炎症肌荒れ細胞賦活効果の目的で、スキンケアはもちろんメイクアップ用品まで幅広い製品に配合されています。
角質に水分を含ませ肌を柔らかくし、お肌のキメを整えます
シミを抑制する効果があるので、日焼け後のケアに使うのもおすすめです。
中国でも、古くから美容と健康のために使われてきました。

三国時代の初期には既に書物「神農本草経」の中に名を記されていた、歴史ある植物です。
もしかして、あの劉備や曹操も使っていたかも?なんて思うと、壮大なロマンを感じますね。


スギナエキス
ツクシの栄養茎であるスギナの全草から抽出したものがスギナエキスです。
ミネラル フラボノイド サポニンを含んでいます。
繁殖力の強い雑草として嫌われることも多いスギナですが、実は体に嬉しい効果をたくさん持つすごい植物なのです。
スギナに含まれているケイ素には、髪の毛や爪の再生の手助け・むくみを予防する働きがあり、ヨーロッパの植物療法では昔から愛用されてきました。
もちろん漢方でも使われています(臓炎に内服・皮膚疾患に外用など)。
化粧品には、 保湿 収れん(引き締め) 抗酸化作用の目的で基礎化粧品から入浴剤、ヘアケア製品などに配合されています。
お肌の保水力や弾力をアップさせたい方や日焼けの跡が気になる方は、スギナエキス入りの化粧水などを候補に入れてみて下さい。

また、明治天皇はツクシのお料理がお好きだったとか。
なんと栽培の担当者までいたそうです。

旬のものをいただくことは、それだけで漢方で言う「養生」に繋がります。
春にはツクシを献立に加え、体の中もケアしてみませんか?
レシピはこちら→ https://www.sirogohan.com/recipe/tukusi/


ヒキオコシ葉/茎エキス
ヒキオコシ、もしくはクロバナヒキオコシの葉・茎から得られる植物エキスです。
シソ科の多年草で、少しミントに似た形の葉をしています。
秋にはかわいらしい花が咲き、観賞用としても人気です。
民間薬として古くから利用されており、「延命草」と呼ばれています。
かの弘法大師が、腹痛を起こした旅人にヒキオコシを与えたらすぐに良くなった

「病人を引き起こす」程の力がある、との逸話からこの名が付けられたと言われています。
腹痛・消化不良など胃腸の不調に効くとされ、各家庭で日本人の健康を支えてきました。
ヒキオコシの苦み成分であるエンメインには 血行促進 殺菌効果があり、育毛など頭髪環境を整える目的でスカルプケア製品によく配合されています。
育毛をしたいけれど頭皮が弱っているという方は、ヒキオコシなど頭皮トラブルに効果がある成分が入ったシャンプーで頭皮ケアをしてから育毛剤を使用すると良いでしょう。

育毛に関して、ヒキオコシからは離れますが注意がひとつ。
頭皮用のブラシで地肌をマッサージする時は絶対にやさしい力で行って下さい。
血が出るほどの強い力は「刺激」「血行促進」ではなく「ダメージ」「怪我」です。
頭皮もお肌のひとつ。
触れるときはやさしい力で、を意識するようにしましょう。


オランダカラシ葉/茎エキス
葉・茎、もしくは全草を抽出して得られる植物エキスです。
この名前を聞いて、「化粧品にカラシ?」とお思いの方もいるかもしれませんが、この名前ならどうでしょう。

「クレソン」

オランダカラシとは、クレソンのことなのです。
中部ヨーロッパ原産で、紀元前4世紀頃には民間で使われている記録がありました。
医学の父・ヒポクラテスはクレソンを治療に用いていたと伝えられています。
日常的に摂取することで、 血圧の上昇を抑える脂質の代謝が良くなる効果があるとされています。

「ファルコレックスBX32」という、複合植物エキスの素材でもあります。
ニンニク根エキス・ローマカミツレ花エキス・ゴボウ根エキス・アルニカ花エキス・セイヨウキズタ葉/茎エキス・セイヨウアカマツ球果エキス・ローズマリー葉エキスとオランダカラシ葉/茎エキスが成分表に書かれていたらファルコレックスが配合されている可能性が高いでしょう。
ファルコレックスの配合目的は、植物の相乗効果により多角的に頭皮を健やかにすることにあります。
(フケやかゆみの抑制・過酸化脂質生成抑制)
頭を洗っても洗ってもかゆい、フケが治まらない…という方は、こちらの成分を気にしてみるのも良いでしょう。

似た名前のものに「ファルコレックスBX47」がありますが、こちらはニキビなど肌荒れによる炎症の抑制を目的に配合されたものです。
オランダカラシの他、ゴボウ根、レモン果実、セイヨウキズタ葉/茎、セージ葉、サボンソウ葉エキスから成り立っています。


レモン果実エキス
レモンの果実から得られる植物エキスです。
お肌の引き締め保湿細胞賦活(ターンオーバー正常化を促す・細胞へ栄養を届け組織を活性化させる)効果があります。
スキンケアはもちろん、メイクアップやデオドラント製品・入浴剤まで多くの化粧品に配合されています。

ビタミンCの代表格であるレモンですが、実は含有量は柚子やグレープフルーツの方が多いとされています。
それでも100g中50㎎程度の量は入っているので、じゅうぶんな量と言えるでしょう。
体に良いとされるビタミンCですが、だからと言って取りすぎは禁物。
鉄分の取りすぎで活性酸素成分が発生し、肝障害や心不全の原因になってしまいます。
ビタミンを意識するのも大切ですが、1日に摂取する量はレモン1個分ぐらいがちょうどいいかもしれませんね。


シャクヤクエキス
芍薬の根から得られる植物エキスです。
紀元前300年の頃には既に中国で使われており、腹痛や於痛に効果があると先述の「神農本草経」にも記されています。
日本には中国から薬草として伝来し、のちに花を観賞する習慣が生まれました。
また、小野小町が愛した花として知られています。
英語名はピオニー、学名はPaeonia albtifloraといい、ギリシャの医薬神ペオン(パイエオン、ピーアン)の神話に由来しています。
東洋でも西洋でも、薬と関係している話が残っているのがこのシャクヤクです。
漢方の生薬としてはもちろん、化粧品にも使用されています。
保湿バリア機能ハリ血行促進等の目的でスキンケア・ヘアケア・ボディケアなど、素顔/素肌を美しく保つ基礎化粧品や美白化粧品に多く配合されています。
皮脂バランスを整えるので、お肌の炎症にお悩みの方・オイリー肌の方におすすめです。

ハトムギ種子エキスの項目でも出てきた「神農本草経」の神農は、薬と農業の神様のこと。
日本でも彼の名を冠した祭が湯島聖堂や少彦名神社で行われています。
湯島は医学的、少彦名は商業的と同じお祭りでも雰囲気が違うそうなので、東京・大阪近郊の方は一度足を運んでみると面白いかもしれません。


トウキ根エキス
セリ科の植物であるトウキ(当帰)の根から抽出した植物エキスです。
アミノ酸 ビタミンを含み、漢方では婦人科の疾患・痛み止めに効果があります。
漢方では、主に冷えを伴う婦人科の症状に処方されます。
血行不良の症状がある方は、一つ前に名を出したシャクヤクとトウキを使った「当帰芍薬散」を処方されたこともあるかもしれませんね。
この記事で数回名前を出してきた「神農本草経」にも載っています。

肌に潤いを与え、肌荒れを防ぎます。
色素の沈着を防ぎ、シワの発生を抑え血行促進が期待されます。
シミ・シワ予防など、アンチエイジングケアが気になる方はトウキ根エキスが配合されている商品を探してみてはいかがでしょう。
抗炎症作用もあるので、ニキビなどの肌荒れでお悩みの方は化粧品選びのポイントの一つにしてみて下さい。


最後に
今回挙げたもの以外にも、この世にはたくさんの植物成分が存在しています。
植物由来だけでなく、合成、動物と、成分の由来も様々です。
そして、お肌も人それぞれ、様々です。
どんなものがあなたのお肌に合うかは、あなたのお肌次第。
合成だから悪い、動物・植物由来だから安全ということはありません。
どうかあなたが「これぞ私が求めていたものだ!」と思えるほどの、素敵な化粧品と出会えますように。